高齢猫、高い音で発作起こす危険性が

高齢の猫には、ある種の甲高い大きな音で発作を起こす可能性があるとの研究が発表された。鍵の束をチャリチャリ鳴らす、アルミホイルをクシャクシャ丸める、金属製スプーンで餌の皿をカンカン打つなどの音が発作誘因となるとのこと。主に10歳以上の猫で、コンピューターのキーボードを打つ、金づちで釘を打つなどの普段から耳にする音や舌打ちの音などでも一時的に発作を起こす恐れがあるそうだ。
「FARS(猫科動物聴覚原生反射発作)」と命名されたこの発作性疾患に関する研究は、英国の慈善団体「インターナショナル・キャット・ケア」が一部の飼い主から寄せられた猫の異常な発作の報告について獣医神経学者らに問い合わせたことがきっかけに始まったそうだ。
人間でも起こりうる聴覚原生反発発作は、ある種のおおtによって誘発される。特定の音を聞くことによって体の動きが突然停止する場合もあれば、短時間のけいれんを引き起こすこともあるという。論文によると、発作が見られ始める年齢は平均15歳前後とされ、その範囲は10~19歳だったという。またバーマン種の猫が特にこの発作を起こしやすい傾向にあることも分かったそうだ。研究チームは発作の治療方法に関する研究を継続して行っているが、当面は猫に特定の音を聞かせないようにすることで発作を回避できると説明しているとのこと。日常的な音で発作が起きてしまうとなると音を聞かせないようにすることも難しいだろう。治療法が早く発見されると良いのだが。