太陽電池の集光、紙細工で進化

最先端の太陽電池パネルのコンセプトは、紙とハサミによってもたらされたそうだ。
日本の切り紙細工からヒントを得た米ミシガン大学の研究者が、七夕飾りの「網」のように広がる太陽電池を開発した。太陽の動きに合わせてこの太陽電池を引っ張ることで、表面に太陽光を受けやすい傾きが生じるので効率よく集光できるとのこと。
太陽の位置は刻々と変わっていくのに、太陽電池パネルは基本的に動かないため、自動的に太陽を追尾する架台の上に載せない限り常に最適な角度で太陽光を受けられない。これは太陽電池における根本的な問題だ。
切り紙式太陽電池は、細かい切込みを入れた柔軟なガリウムヒ素薄膜からできているそうだ。この太陽電池を引っ張ると、表面に小さな傾斜が生じ、太陽の動きを約120度にわたって追跡できる。太陽光をより効率よく、より多くの場所で利用するため、これまでにもさまざまなアイデアが提案されてきた。シュタイン氏の切り紙式太陽電池は窓として使える透明な太陽電池や、どこにでも張り付けられる太陽電池と並ぶ画期的なアイデアだ。
軽さの点でも、切り紙式太陽電池パネルは空での使用に向いている。今後も研究を進めてより利便性の高いものになっていくことが期待される。